2026年5月20日、GoogleはGoogle Marketing Live 2026(GML 2026)を開催しました。公式コレクションページには同日時点で13件の関連記事がまとめられています(出典: Google Marketing Live 2026)。本記事は原文で確認できた発表だけを扱い、広告運用の担当者が今すぐ動くべき確定日程に絞って整理します。本記事は2026年8月8日時点で確認した内容に基づく発表時点の記録であり、以降の仕様変更は個別の記事で追います。
この記事で分かることは次の3点です。
- Google Marketing Live 2026で発表された内容の全体像と、本記事が扱う範囲
- tCPA・tROASの挙動変更、DSAのAI Max移行という2つの確定日程
- 発表直後に確認しておきたい具体的な行動
01何が起きたか|Google Marketing Live 2026で発表された13件のトピック
Google Marketing Live 2026は、Googleが広告主・代理店向けに新機能をまとめて発表する年次イベントです。公式コレクションページが扱う領域は多岐にわたります(出典: Google Marketing Live 2026)。主な発表項目は次のとおりです。
- 検索向けの新しい広告フォーマット
- Google広告・Analytics・Merchant Centerを横断するAIエージェント「Ask Advisor」
- クリエイティブ生成機能「Asset Studio」の強化
- YouTube Demand Gen
- エージェント型コマースのUniversal Commerce ProtocolとAgent Payments Protocol
- 検索・ショッピング・トラベル向けのAI Max
- Ads Advisorの安全機能
コレクションページ自体には「これは発表時点の記録である」という明示の注記が無いため、発表内容は今後変わりうる前提で扱う必要があります。13件のうち、適用日・対象キャンペーンまで原文で確認できたのは2件だけです。残りは方向性の発表にとどまり、提供開始日や対象国はコレクションページだけでは分かりません。本記事はこの2件に絞って扱います。
02何が変わるのか|GML 2026後に確定した2つの日程
1つ目はtCPA・tROASの入札挙動変更です。予算による制約を受けているキャンペーンで、2026年8月17日から挙動が変わります(出典: 目標値に基づく入札戦略への変更)。対象は検索・ショッピング・P-MAXなど7種のキャンペーンです。詳しい仕組みは『Google広告のtCPA・tROAS挙動、8月17日から何が変わるか』で解説しています。
2つ目はDSA(動的検索広告)のAI Max移行です。対象となる設定は3件(DSA・自動作成アセット・キャンペーンレベル部分一致)で、2026年9月に自動アップグレードが始まります(出典: Google広告公式ブログ)。当初は9月に完全移行する想定でしたが、公式ブログの2026年6月11日更新版では完全移行が2027年2月へ延期されています。時系列の詳細は『DSAのAI Max移行|完全移行は2027年2月へ延期』にまとめました。
2つの日程を並べると、次のようになります。
| 日付 | 何が起きるか | 対象 |
|---|---|---|
| 2026-05-20 | GML 2026で関連発表 | 全体 |
| 2026-07-06 | 入札単価の目標値調整ツール提供開始 | tCPA・tROAS |
| 2026-08-17 | tCPA・tROASの入札挙動が変更 | 予算制約下の7種キャンペーン |
| 2026-09 | ACA・部分一致の自動アップグレード開始/DSA新規作成が不可に | DSA関連 |
| 2027-02 | DSA・ACA・部分一致のAI Maxへの完全移行 | DSA関連(延期後) |
原文にはオプトアウトを明言する文言はありません。移行を止められる前提の運用計画は避けたほうが安全です。
03Google Marketing Live 2026の実務への影響|今すぐ動く範囲と様子見でよい範囲
対象キャンペーンを使っているかどうかで、必要な対応が変わります。tCPA・tROASを予算制約のあるキャンペーンで使っている場合は注意が必要です。8月17日までに目標値を見直さないと、パフォーマンスが変動する可能性があります(出典: 目標値に基づく入札戦略への変更)。
DSA・ACA・キャンペーンレベル部分一致を使っている場合も対応が必要です。9月以降の新規DSA作成停止と、2027年2月の完全移行を見越した準備を進めてください(出典: Google広告公式ブログ)。
一方、それ以外の発表は方向性が示された段階にとどまります。適用日や対象アカウントの範囲は原文から確認できないため、現時点で運用を変更する必要はありません。
名称だけを見て「AI Max」を混同しないことも大切です。GoogleとMicrosoftは、別々に同名の機能を展開しています。詳しくは『Google AI MaxとMicrosoft AI Max、同じ名前の別機能を混同しない』を参照してください。
04いま何をすべきか|GML 2026後に確認する3つの行動
- 自社のGoogle広告アカウントで、予算制約下のtCPA・tROASキャンペーンとDSA・ACA・部分一致の利用状況を洗い出す
- tCPA・tROASを使っている場合は、8月17日より前に「入札単価の目標値調整ツール」で過去実績と目標値を照らし合わせる
- DSA・ACA・部分一致を使っている場合は、9月以降の新規DSA作成停止を踏まえ、必要なキャンペーンは9月までに作成しておく
Google公式ブログは、tCPA・tROASの告知とDSAのAI Max移行告知(出典: Google広告公式ブログ)を別ページで管理しています。tCPA・tROASの告知日は2026年8月17日付、DSAの移行告知は2026年4月15日公開・6月11日更新です。日程は今後も変わる可能性があるため、対応の直前には原文ページを再確認することをおすすめします。GML 2026で方向性のみ発表された残り11件についても、適用日が確定した時点で個別記事として扱います。
05FAQ
Google Marketing Live 2026とは何ですか
Googleが広告主・代理店向けに年次で開催するイベントです。2026年は5月20日に開催され、公式コレクションページに13件の記事がまとめられています(出典: Google Marketing Live 2026)。
GML 2026で発表された内容はすべて確定していますか
いいえ。確定日程を確認できたのはtCPA・tROASの挙動変更とDSAのAI Max移行の2件だけです。公式コレクションページによると、残り11件は方向性の発表にとどまり、提供開始日の記載はありません(出典: Google Marketing Live 2026)。
tCPA・tROASとDSAのAI Max移行、どちらを先に確認すべきですか
原文に優先順位の記載はありません。適用日が近いのはtCPA・tROASの2026年8月17日です。DSAの対応は9月の自動アップグレード開始までに済ませれば間に合うため、両方使っている場合はtCPA・tROASを先に確認してください。
DSAのAI Max移行はオプトアウトできますか
原文には、オプトアウトできると明記した文言も、その手段の案内も見当たりません(出典: Google広告公式ブログ)。「不可」と断定されているわけではないため、本記事でも断定しません。
tCPA・tROASの変更は何が変わりますか
予算の制約を受けているキャンペーンで、設定した目標値に沿う安定した挙動になります(出典: 目標値に基づく入札戦略への変更)。CPAや獲得件数がどの程度動くかは公開されていません。
この記事はGML 2026の発表時点の記録として、いつまで有効ですか
本記事は2026年8月8日時点の発表時点の記録です。日程は今後変わりうるため更新はせず、仕様変更は個別記事で追います。