「AI Overviewsが出るようになってから、うちのクリックが減った気がする」。そう感じて調べ始めた方が、最初にぶつかるのが数字のばらつきです。8%、38%、34.5%、68.01%。どれも一次データに基づいた数字なのに、桁も形もそろっていません。
数字がそろわないのは、どこかが間違えているからではありません。調査が、そもそも別のものを測っているからです。物差しの違うものを並べて平均すると、どこにも存在しない数字ができあがります。社内報告でそれをやってしまうと、あとから説明がつかなくなります。
この記事では、Pew Research Center・ランダム化比較実験・Ahrefs・SparkToro/Similarwebという4本の一次データを、条件をそろえて並べ直します。数字を1つだけ覚えて持ち帰るのではなく、どの数字を、どの場面で使えるのかを自分で決められるようにするための記事です。
こんなふうに調べていませんか
- 「AI Overviews CTR低下 データ」で検索して、どの数字が正しいのかを探している
- 社内報告でAI Overviewsの影響を説明したいが、根拠の選び方が分からない
この記事を読み終えたときに手に入るもの
- 4本の一次データがそれぞれ何を測っているかを、説明できるようになります
- 4つの数字を単純平均してはいけない理由が分かります
- 自社のSearch Consoleで確認する順番が決まります
結論30秒でわかる、この記事の結論
- AI Overviewsが出た検索では、下のリンクが押されにくくなります。 これは条件の違う複数の調査が共通して示しています。
- ただし「どれだけ落ちるか」には8%から38%まで幅があります。幅があるのは、測っている対象が調査ごとに違うからです。
- 4本ともアメリカのデータです。日本語検索の実測ではないので、自社のSearch Consoleで確かめる工程がそのあとに要ります。
本記事で参照した一次データは、2026-08-07にアーカイブで確認したものです。
01AI OverviewsのCTR低下データは、SEOの現場でどれくらい落ちると読めばいいんですか?
若葉さんAI Overviewsが出るとクリックが減る、という話をよく見ます。結局、何パーセント落ちると覚えておけばいいんでしょうか。
鈴木さん「1つの数字で覚える」のを、まずやめてみてください。落ちる方向はどの調査も同じです。でも幅が広いので、1つに丸めた瞬間に使えない数字になります。
結論から言うと、AI Overviewsが検索結果に出ると、その下にあるリンクは以前より押されにくくなります。これは独立した複数の調査が共通して示している傾向です。
一方で「どれだけ落ちるか」の数字には、8%から38%まで幅があります(出典: Pew Research Center・Search Engine Journal)。
代表的な数字を先に並べておきます。Pew Research Centerの実測ではAI Overviews表示時のクリック率が8%、非表示時が15%でした。ランダム化比較実験ではオーガニッククリックが38%減少しています。Ahrefsの集計ではポジション1のCTRが34.5%低下しました。SparkToro/Similarwebの集計ではゼロクリック検索が68.01%です。
同じ現象を語っているように見えて、8%は「クリック率そのもの」、38%は「減った割合」、68.01%は「クリックされなかった検索の割合」です。単位が違うものを横並びにしているので、そろわなくて当然だと言えます。
この章のまとめ
落ちる方向は共通、落ち幅は調査ごとに別物。数字を1つに丸めない。
024本のデータは、AI検索の何をそれぞれ測っているんですか?
数字の意味を決めているのは、対象国・計測期間・サンプル・手法の4つです。ここをそろえずに数字だけを比べると、誤読が生まれます。まず前提条件を並べます。
| 調査 | 対象国 | 計測期間 | サンプル | 手法 |
|---|---|---|---|---|
| Pew Research Center | 米国 | 2025年3月 | 成人900人・検索68,879件 | ブラウジング行動ログの実測 |
| ランダム化比較実験(ISB×CMU) | 米国(デスクトップ) | 2026年1月〜2月 | Chromeユーザー1,065人 | Chrome拡張機能による無作為割当 |
| Ahrefs | 米国(デスクトップ) | 2024年3月と2025年3月の比較 | informational KW 30万件 | Google Search Consoleデータの集計 |
| SparkToro/Similarweb | 米国 | 2026年1月〜4月 | クリックストリームパネル | クリックストリームデータの集計 |
出典は次のとおりです。Pew Research Centerの実測調査(出典: Pew Research Center)、インド経営大学院とカーネギーメロン大学によるランダム化比較実験(出典: Search Engine Journal)、Ahrefsの集計(出典: Ahrefsの分析)、SparkToro/Similarwebの共同調査(出典: Search Engine Land)です。
4本とも米国のデータである点だけは共通しています。日本市場での実測ではないため、この記事に出てくるどの数字も「日本でもそうなる」という根拠には使えません。
この章のまとめ
数字の意味は、対象国・期間・サンプル・手法の4つで決まる。ここを読まずに数字だけ拾わない。
03Pewの実測データは、AI検索でのクリックについて何を示したんですか?
Pew Research Centerは、米国成人900人のブラウジング行動ログを直接収集して分析しました(出典: Pew Research Center)。アンケートで「押したと思う」を聞くのではなく、実際の閲覧記録を見ている点が特徴です。
対象となった検索は68,879件でした。そのうちAI Overviewsが生成されたのは12,593件で、全体の18%にあたります。
従来の検索結果リンクをクリックした割合は、AI Overviewsが表示された訪問で8%、表示されなかった訪問で15%でした。
もうひとつ見ておきたいのが、そのままブラウジングをやめた割合です。AI Overviewsが表示されたページを訪問したあとにセッションを終了した割合は26%で、表示されなかった場合の16%より10ポイント高くなっています。
この調査はGoogleの通常検索が対象で、他の検索エンジンは技術的な制約により対象外です。米国のパネル調査なので、日本の検索ユーザーの行動にそのままあてはめることはできません。
この章のまとめ
Pewは「実際の閲覧記録」を見た調査。要約が出た検索でクリックが薄く、離脱が厚くなる方向を示した。
04AI Overviews内のリンクは、AI検索の受け皿になっているんですか?
減ったクリックはどこへ行ったのか。要約の中にもリンクがあるので、そちらへ移っただけではないか。そう考えたくなります。
Pewの実測では、AI Overviews内に置かれたリンクをクリックした割合は1%未満にとどまっています(出典: Pew Research Center)。要約の中のリンクが受け皿になっている、とは言いにくい結果です。
ここを取り違えると、打ち手の方向がずれます。「要約に載れば流入が戻る」という前提で施策を組むと、載っても数字が動かない、という結果になりかねません。まず見るべきは、リンクを押さずに終わる検索そのものが増えているかどうかのほうです。
この章のまとめ
要約の中のリンクは、減った分の受け皿になっていない。載ることを目的化しない。
05ランダム化比較実験のデータは、AI検索とSEOの因果まで言えるんですか?
インド経営大学院とカーネギーメロン大学の研究者が、米国のデスクトップChromeユーザー1,065人を対象にランダム化比較実験を実施しました(出典: Search Engine Journal)。Chrome拡張機能を使い、対照群・AI Overviews非表示群・AI Mode群の3群に無作為に割り当てています。
無作為に割り当てる、というのがこの調査のいちばん大事な部分です。参加者を自然に任せると、そもそも検索の仕方が違う人どうしを比べてしまいます。くじ引きで群を分けると、その偏りが平均的にならされます。
参加者ごとに2週間データを取得したところ、AI Overviewsが表示されたクエリではオーガニッククリックが38%減少しました。AI Overviewsを非表示にすると、1検索あたりの外部クリックは0.38件から0.61件に増えています。
大森部長実験でそこまで出ているなら、これを社内の前提にしていいんじゃないか。
鈴木さん気持ちは分かります。ただ、この研究はAEAの事前登録レジストリに登録されている一方で、論文はSSRN上のドラフトで査読前です。因果に踏み込める設計であることと、確定した学術的知見であることは別に扱ったほうが安全だと考えています。
対象は米国デスクトップのChromeユーザーに限られます。モバイル環境や日本市場の数値として読み替えることはできません。
この章のまとめ
無作為割当なので原因と結果に踏み込める。ただし査読前で、対象は米国デスクトップに限られる。
06AhrefsのGSC集計は、SEOの順位1位のCTR低下をどう見せていますか?
Ahrefsは、informational intent(「〜とは」「〜方法」のように情報を知りたい意図)のキーワード30万件について、Google Search Consoleのデータを集計しました(出典: Ahrefsの分析)。うちAI Overviews表示ありが15万件、表示なしが15万件です。
比べているのは、デスクトップ環境限定の月次CTRです。2024年3月(AI Overviews展開前)と2025年3月(展開後)という、1年をはさんだ2時点で見ています。
検索結果ポジション1のCTRは、AI Overviews表示ありのキーワードで7.3%から2.6%へ下がりました。AI Overviewsが無い場合の予測CTR4.0%と実際のCTRを比べると、約34.5%低いという計算になります。この34.5%が、記事タイトルなどでよく引用される代表値です。
ここで気をつけたいのは、34.5%が「実測値どうしの引き算」ではなく「予測値との比較」だという点です。予測の置き方が変われば、代表値も変わります。
この数値は、情報検索意図・デスクトップ限定という条件下の集計値です。商業検索やモバイルでの傾向は対象外で、個々のサイトごとのばらつきは集計データからは見えません。
この章のまとめ
Ahrefsは順位1位というひとつの断面を、1年をはさんで比べた集計。34.5%は予測値との比較で出ている。
07SparkToroのゼロクリックのデータは、AI検索の広がりをどう表していますか?
SparkToroとSimilarwebは、米国のクリックストリームパネルデータをもとに、ゼロクリック検索の割合を算出しました(出典: Search Engine Land)。ゼロクリック検索とは、検索したのにどのリンクも押さずに終わる検索のことです。
2026年1月〜4月の期間、米国のGoogle検索の68.01%がリンククリックなしで終わっています。2024年通年の60.45%と比べると7.56ポイントの増加です。同記事は、AI Overviewsの表示によってCTRが約60%低下し、AI Overviewsは検索全体の20%超に表示されていると伝えています。
この数字は、AI Overviewsだけの影響を切り出したものではありません。検索結果に直接答えが載る形式は以前からあり、ゼロクリックはその全部を含んだ数字です。
この章のまとめ
ゼロクリック率は検索全体の話。AI Overviews単体の寄与分は、この数字からは取り出せない。
08AI Overviewsが出る検索は、AI検索全体のどれくらいなんですか?
落ち幅の話をする前に、母数を見ておきます。要約はすべての検索に出るわけではないからです。
Pewの調査では、対象となった検索68,879件のうちAI Overviewsが生成されたのは12,593件で、全体の18%でした(出典: Pew Research Center)。SparkToro/Similarwebの調査を報じた記事では、検索全体の20%超に表示されていると伝えられています(出典: Search Engine Land)。
この2つも計測時期と対象が違うので、増えた減ったを直接比べることはできません。押さえたいのは、影響が起きているのは検索の一部だという事実のほうです。自社のクエリのうち、どれが要約の出やすい質問なのかを見ておくと、話の範囲が絞れます。
この章のまとめ
要約は全部の検索に出るわけではない。落ち幅の前に、自社のどのクエリで起きているかを見る。
09なぜAI OverviewsのCTR低下データは、SEOの現場で数字が食い違うんですか?
ここまでの数字は、8%と15%、38%減、34.5%低下、68.01%と、見た目の形すらそろっていません。理由は、4本が異なる軸で現象を測っているからです。
Pew Research Centerとランダム化比較実験は、個人単位の行動ログを見ています。誰がどう動いたかを追える代わりに、参加者の集め方の影響を受けます。一方でAhrefsとSparkToro/Similarwebは、集計されたデータを見ています。規模は大きい代わりに、1社ごとの事情は平均に溶けます。
そのうえで、答えられる問いと答えにくい問いを整理すると次のようになります。
| 調査 | 答えられる問い | 答えにくい問い |
|---|---|---|
| Pew Research Center | AI Overviews表示の有無でクリック率がどう違うか | 表示が原因でクリックが減ったと言えるか |
| ランダム化比較実験 | AI Overviews表示が原因でクリックが減るか | 米国以外・モバイルでも同じ効果か |
| Ahrefs | ポジション1のCTRが1年でどう動いたか | 個々のサイトへの影響がどれくらいか |
| SparkToro/Similarweb | ゼロクリック検索の割合がどう推移したか | AI Overviews単体の寄与分がどれだけか |
若葉さんつまり、どれかが正しくてどれかが間違っている、という話ではないんですね。
鈴木さんそのとおりです。4本とも自分の問いにはきちんと答えています。困るのは、答えていない問いにまで数字を使ってしまうときです。
この章のまとめ
食い違いの正体は矛盾ではなく、問いの違い。答えていない問いに数字を流用しない。
10観察と実験のちがいは、AI検索の話をするときになぜ効くんですか?
4本のうち、ランダム化比較実験だけが「AI Overviewsを見せる・見せない」を無作為に割り当てた実験です。残りは、実際に起きている検索行動を観察した調査です。
観察された調査は、相関までは示せます。「要約が出た検索ではクリックが少ない」までは言えます。ただし、そもそも要約が出やすいのは答えの決まった簡単な質問で、そういう質問ではもともとクリックが少ない、という説明も同時に成り立ちます。観察だけでは、この2つを切り分けられません。
社内で数字を使うときは、この違いを一言添えるだけで会話が変わります。「クリックが減っている」までは観察でも言えます。「AI Overviewsのせいで減っている」と言い切るには、実験の設計が要ります。
この章のまとめ
観察と実験を同列に並べない。言葉の強さは、調査の設計に合わせる。
11自社のSEOデータは、Search Consoleのどこを見ればいいんですか?
海外の数字をそのまま自社の予測値にしないでください。ここからが本題で、やることはGoogle Search Consoleでの確認です。順番は3つあります。
1つ目は、対象クエリを絞り込むことです。「〜とは」「〜方法」のような情報検索意図のクエリを、検索アペンドで抽出します。Ahrefsの調査と条件をそろえるためです。
2つ目は、期間を区切って比べることです。直近の四半期と前年の同時期とで、掲載順位帯別のCTRを比較します。あわせて、順位帯そのものが動いていないかも見ます。順位が下がってCTRが下がったのなら、原因はAI Overviewsではありません。
3つ目は、表示回数の変化を見ることです。該当クエリのインプレッションが急に落ちていないかを確認します。CTRの低下と、表示機会そのものの減少は別の現象です。
大森部長3つとも動いていたら、AI Overviewsのせいだと報告していいのか。
鈴木さん「疑う根拠がそろった」までは言えます。断定に進む前に、同じ時期にアルゴリズムの更新や季節要因が無かったかを見ておくと、報告が持ちこたえます。
3点とも数字が動いていれば、AI Overviewsの影響を疑う根拠になります。動いていなければ、原因は別のところにある可能性が高くなります。
この章のまとめ
自社での確認は、クエリを絞る・期間を区切る・表示回数を見るの順。CTRだけを見て決めない。
12海外のAI Overviewsのデータを、日本のSEO判断にそのまま使えますか?
この記事で扱った一次データは、いずれも米国のものです。日本語検索でのAI Overviewsの表示率や、日本の検索ユーザーの行動が同じである保証はありません。
とはいえ、海外データが無駄というわけでもありません。使いどころを段に分けて考えると、扱いを間違えにくくなります。
土台になるのは、方向の把握です。「押されにくくなる向きに動いている」という認識は、海外データからでも共有できます。その上に自社のSearch Consoleの実測を置きます。最後に、実測をもとにした社内の目標や打ち手が乗ります。
順番を逆にして、海外の数字をいきなり目標値に置くと、達成も未達も説明できなくなります。
この章のまとめ
海外データは方向の把握まで。数値目標に使うのは、自社の実測が出てから。
13AI OverviewsのCTR低下データを社内で共有するとき、SEO担当は何に気をつけますか?
読み違えは、たいてい同じところで起きます。よくあるものを挙げておきます。
- 8%・38%・34.5%・68.01%を単純平均して「平均でこれくらい落ちる」と言ってしまう(前提条件が違うので、計算そのものに意味がありません)
- 「ゼロクリック率」と「CTR低下率」を同じ指標として扱ってしまう(前者は検索結果全体の話、後者は特定順位や特定クエリ群の話です)
- 観察された調査とランダム化比較実験を同列に扱い、すべてを原因と結果として語ってしまう
- 米国データをそのまま「日本でも同じだけ落ちる」と一般化してしまう
この章のまとめ
数字は単独で渡さない。調査名・対象・指標の3点を必ず添える。
14AI検索の数字を追うなら、次に何を用意しておけばいいんですか?
最後に、これから続けるための準備です。
ひとつは、確認のタイミングを決めておくことです。四半期ごとに同じ手順で見る、と決めておくと、変化があったときに気づけます。毎月見ても検索の揺れに振り回されるだけなので、間隔はあけて構いません。
もうひとつは、参照した調査の一次情報を手元に控えておくことです。この分野は更新が速く、引用記事のリンクが変わることがあります。数字を使うときは、報じた記事ではなく、元の調査までたどれる状態にしておくと安心です。
そして、社内で共有する型を決めておくことです。調査名・対象・指標・期間の4項目を並べるだけの短い型で十分です。型が決まっていれば、担当が変わっても報告の質が落ちません。
この章のまとめ
続けるための準備は、確認間隔・一次情報の控え・共有の型の3つ。
15よくある質問
AI OverviewsのCTR低下率は、結局何パーセントが正しいのですか
単一の正解はありません。Pew Research Centerの実測ではAI Overviews表示時のクリック率が8%(非表示時は15%)、Ahrefsの集計ではポジション1のCTRが34.5%低下、ランダム化比較実験ではオーガニッククリックが38%減少しています(出典: Pew Research Center・Ahrefsの分析・Search Engine Journal)。どれを使うかは、自社のクエリの種類・順位帯・国に近い調査を選んで決めます。
なぜAhrefsとSparkToro/Similarwebで数値が違うのですか
測っている対象が違うためです。Ahrefsは情報検索意図キーワードのポジション1のCTRという狭い範囲を、SparkToro/Similarwebは検索全体のゼロクリック率という広い範囲を集計しています。範囲が違うので、数字が一致しないほうが自然です。
日本のサイトでも同じだけCTRが下がりますか
この記事で扱った調査はすべて米国データで、日本市場での実測ではありません。日本語検索でのAI Overviews表示率や検索ユーザーの行動は異なる可能性があり、同じ下落幅になるとは限りません。自社のGoogle Search Consoleのデータで確認することをおすすめします。
AI OverviewsによるCTR低下と、検索順位の下落は同じ現象ですか
別の現象です。CTR低下は、順位が変わらなくてもクリックされる割合が下がる現象です。順位下落は、AI Overviewsが検索結果内の表示位置を実質的に押し下げることで起きる、別の要因です。自社で見るときも、順位帯別に分けて確認すると切り分けやすくなります。
ランダム化比較実験の数値は、観察された調査よりどう信頼できるのですか
無作為に割り当てる設計なので、原因と結果の関係を主張しやすくなります。ただし今回の研究は査読前のドラフト論文で、米国デスクトップのChromeユーザーという限られたサンプルである点には注意が必要です。設計の強さと、確定した知見であることは分けて扱ってください。
自社サイトへの影響を確かめるには、Search Consoleの何を見ればいいですか
情報検索意図のクエリを絞り込み、直近の四半期と前年の同時期とで、順位帯別のCTRとインプレッション数を比較してください。両方が同時に動いていれば、AI Overviewsの影響を疑う根拠になります。片方だけなら、別の原因を先に探します。
16まとめ|今日やる3つのこと
今日この順でやります
使う数字を1つ選ぶ
自社のクエリの種類と順位帯に近い調査はどれかを決め、その数字だけを社内で使います
Search Consoleでクエリを絞る
情報検索意図のクエリを抽出し、順位帯別のCTRを前年同時期と比べます
数字に4項目を添える
調査名・対象・指標・期間を並べた1行を、報告の型として決めておきます
AI検索では、こう聞かれています
AI OverviewsでCTRはどれくらい下がるんですか?
「AI OverviewsのCTR低下データは、SEOの現場でどれくらい落ちると読めばいいんですか?」の章で、代表的な数字と幅を並べています
AI Overviewsの調査データは、どれを信じればいいんですか?
「なぜAI OverviewsのCTR低下データは、SEOの現場で数字が食い違うんですか?」の章で、答えられる問いの違いを表にしています
自社サイトがAI Overviewsの影響を受けているか、どう確かめますか?
「自社のSEOデータは、Search Consoleのどこを見ればいいんですか?」の章に、確認の順番があります
次に読むなら、この記事です